ホームパーティーのイタリアン
イタリアで人を家に招くときは、料理を一度に並べません。食前酒と一緒につまむ小さな揚げ物やパンから始め、大皿で取り分ける料理、食後の甘いものへと、時間をかけて順に出していきます。
招く側が台所にこもらずにすむように、前日に仕込める料理を選ぶのがコツです。カポナータやティラミスは一晩おくと味が落ち着き、ラザニアは前日に組み立てておけます。揚げ物は衣をつけたところまで準備して冷蔵庫に入れておけば、お客さんが来てから揚げるだけです。
Trattoria Hibiのレシピから、イタリアの家庭のもてなしに向く料理を集めました。どれも日本のスーパーと輸入食材店で揃う材料で作れます。
つまみと前菜
マルケ州アスコリ・ピチェーノの名物。肉を詰めたオリーブの揚げ物で、食前酒によく合います。

オリーヴェ・アスコラーネ|瓶詰めグリーンオリーブの肉詰め揚げ
アスコリ・ピチェーノ発祥、グリーンオリーブに三種の肉だねを詰めて揚げるマルケ州の名物です。輸入食材店の大粒グリーンオリーブと日本のスーパーで揃うひき肉で、外はカリッと中はジューシーな本格オリーヴェ・アスコラーネに仕上げます。
シチリアの屋台の味。熱いうちに手で持ってかぶりつく、立ったままの前菜にもなります。

アランチーニのレシピ|本場シチリア風ライスコロッケ
シチリア生まれの揚げ物、アランチーニ。サフラン香る米でラグーとグリーンピースを包み、二度衣でカリッと揚げます。日本のスーパーで揃う材料で、パレルモの屋台の味を自宅の台所に。
ジェノバでは、朝食にも食前酒のお供にもなるパン。切り分けて大皿に並べます。

フォカッチャ・ジェノヴェーゼのレシピ|リグーリアの高加水パン
高加水生地とサラモイア(塩・水・オリーブオイルの乳化液)で仕上げる、リグーリア地方の伝統的なパン、フォカッチャ・ジェノヴェーゼ。日本のスーパーで手に入る強力粉とドライイーストでも、外はかりっと中はもっちりとした一枚に焼き上がります。
シチリアの甘酸っぱい野菜の煮込み。翌日がいちばんおいしいので、前日に作っておけます。

カポナータのレシピ|シチリアの夏の甘酸っぱい一皿
なすを揚げてオリーブとケッパーを甘酢で和えるシチリアの定番料理。日本のスーパーで揃う材料で、一晩置くだけで濃厚なアグロドルチェに仕上がります。
みんなで囲む料理
熱いソースを囲み、野菜をつけながら食べるピエモンテの料理。食卓の真ん中に置くだけで、集まりの主役になります。

本場のバーニャカウダ|にんにくとアンチョビで作る温かいソース
本場ピエモンテのバーニャカウダは、にんにくとアンチョビとオリーブオイルだけを弱火で40分。クリームを使わず、日本のスーパーで揃う材料で、なめらかな温かいソースに仕上げるコツまで紹介します。
なすを重ねて焼く南イタリアのオーブン料理。焼いてから休ませると、きれいに切り分けられます。

パルミジャーナのレシピ|ナポリが生んだなすの重ね焼き
揚げたなすにトマトソースとモッツァレラを重ね、オーブンでこんがり焼き上げるナポリの家庭料理。日本のスーパーで手に入る材料で、とろりとしたチーズとジューシーな断面に仕上げます。
デザート
一晩冷やすと味がなじむので、前日に作っておくのに向いています。生の卵黄を使うので翌日までに食べきり、ココアは食べる直前にふります。

ティラミスのレシピ|トレヴィーゾ生まれの本格デザート
本場トレヴィーゾ発祥の本格ティラミスを、日本のスーパーで手に入る材料で再現します。コーヒーに浸したサヴォイアルディと、生の卵黄で仕立てたマスカルポーネのクリームを重ねた、軽やかで濃厚な一皿です。
シチリアの揚げ菓子。皮は先に揚げておき、リコッタのクリームは食べる直前に詰めます。

カンノーロのレシピ|シチリアが生んだ揚げ菓子
パリッと揚げた生地に、水切りした羊乳リコッタをたっぷり詰めるシチリアの伝統菓子。日本のスーパーで手に入る材料と手作りの型で、揚げたてのサクサク感を再現します。